昨年の10月27、28日に “生きた建築ミュージアムフェスティバル ” が大阪府下で催されました。
大阪天満教会のあとは、長瀬産業 大阪本社ビルを見ることができました。
こちらは、事前に抽選がありましたが幸運にも参加することができました。
低層棟が旧館、高層棟が新館で、旧館は、建築家・設楽貞雄(しだら さだお)氏 の設計で昭和3年に 竣工し、昭和30年には4階建てに増築されました。
敷地南側に建てられた新館は、10階建てで昭和57年に建築家・永田祐三(ながた ゆうぞう)氏 が竹中工務店に在籍中に設計したものです。
社屋はとても大切にされ、メンテナンスの行き届いた印象を受けました。
旧館ロビー1階と新館ロビーとをつなぐ階段はとても有名で、建物が紹介されるときには必ず画像が掲載されます。
新館エレベーターホールは、光庭(こうてい)と名付けられた中庭よりも低いレベルにあります。開口を設け、光を取り入れることで明るいホールとなっていました。
新館は1階ロビーのみ見学ができました。
旧館・応接室の建具にはステンドグラスが使用されていています。