■事例の解説

戸建住宅の場合

その2

住宅のための外構計画といったところでしょうか

 

住宅は、造成地に建つ築約30年です。

写真は工事前の様子です。

西側が正面で、東側に左写真のとおり植え込みのある法面(のりめん)が広がります。

法面は既存の間知石積み擁壁(高さ3m)に接している状況です。

 

 

この法面は、長い年月により土が雨などで流れ出てやせている状態でした。

 

このままにしておくと状態は進行するのみで、住宅への安定性にも影響をおよぼしかねません。

 

流れた土を新しく補充して、再度土が流れ出ないよう土留め板を設置することとしました。

 

 

 

法面(のりめん)が既存の間知石積み擁壁に接しており、擁壁自体の強度に信頼をおくこともできないので、施工中及び、竣工後もなるべく擁壁へ荷重がかからない設計としました。

 

 

 

 

土留め板丸杭は軽量でかつ耐久性のある製品をと調べたところ再生プラスティック製にいきあたりました。約30年の施工実績があることも採用へのあと押しとなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

施工は、ハンドオーガーなどの軽量機器で進めてもらいました。既存擁壁への配慮です。

 

既存の状態にそっとおくという考え方が既存の間知石積み擁壁への荷重負担を減らし、土の流出を留めることで住宅への悪影響を避けました。

 

 

 

その1

 

 

 

 

 

外構中心の計画です

敷地に隣接して古い倉庫があり、これを取りして更地にし、将来売却できる状態にしたいことでした。

 

写真のように前面道路に面した門扉とし車も道路から直角にアクセスすることとします。

 

門扉のむこうは物干し場などがうかがえます。

 

 

 

ご参考までに計画前の門扉廻りの様子を写真で見ます。

正面に門扉と駐車スペース、そして左側に倉庫が見えます。

これまでは売却対象の敷地を横切って、敷地内へアクセスしていたことがわかります。

 

 

 

 

物干し場から、駐車スペースを見たところです。

右手ブロック塀のむこうが売却対象の敷地です。

 

 

 

 

 

 

 

 

前面道路の反対側の倉庫跡地を見ます。

 

砕石敷きとして、メッシュフェンスで囲いました。

 

 

 

 

 

 

計画前の同じ場所から見る倉庫です。

 

平屋で木造トラス形式のめずらしいものでした。